頬の内側を擦った綿棒に、他人の唾液が付いたら結果が変わる?
2015.11.12
変わりません
被検者以外の検体の混入
DNA血縁鑑定などのDNA鑑定に提出する口内上皮を採取する際、被検者の頬の内側を擦った綿棒に、別の人の唾液が付いたとしても大きな影響はありません。
なぜかというと、被検者の検体(口内上皮)の量の方が、付いた唾液の量よりも10倍以上多いからです。
一般の方が想像するより、頬の内側を擦った綿棒には多くの細胞が付着します。
そのため、被検者の検体に被検者以外のDNAが混ざってしまったとしても、大きな影響はないのです。
安心してご依頼下さい
大量の唾液が付いたら?
滅多に考えられないケースですが、被検者以外の人間の大量の唾液が付いた場合でも、単純に「鑑定不能」という結果が出るだけで間違った解析はできませんし、鑑定結果が得られなかった場合、弊社では無料再検査をお受けいただけます。
余程いい加減な鑑定機関ではない限り、間違った解析にはなりません。
何か他の対策はないの?
微量の唾液の混入による検査への影響はないので、問題ございません。
どうしてもという場合は、ご連絡いただければ新たにDNA鑑定キットを発送いたしますので、もう一度検体採取をお願いいたします。
または、唾液が付いてしまった人の毛髪を何本かお送りいただければ、被検者のDNA情報から、混ざった人のDNA情報を割り出して除くことができます。
どちらにせよ単純に「鑑定不能」という結果となるのみで、生物学的親子関係ではないのに「有り」という報告はいたしませんので、ご安心ください。